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■ 労働事件について



(残業代請求について)

会社から残業代を払ってもらえません。請求したいのですが、可能でしょうか?

所定の労働時間を超えて働いた場合には残業代を請求することができます。ずっと残業代を払ってもらっていないのであれば、過去2年分の残業代をさかのぼって請求することができます。
残業代を請求するには、勤務時間を証明する必要があります。タイムカードがあればタイムカードをコピーしたり写真に撮ったりして証拠にしましょう。タイムカードを打たせてから残業させたり、勤務時間がまったく管理がされてないような場合には、自分で出勤・退勤時間のメモを付けておいたり、交通機関の乗車記録をとっておいたりすることで証明することもできます。
会社に対して残業代を請求しても払ってくれない場合には、弁護士に相談して、弁護士から会社に請求をかけることもできますし、最終的には裁判で請求することもできます。また、労働基準監督署(労基署)に対して会社の残業代の未払いを申告して、労基署から会社に指導してもらう方法もあります。

(失業給付について)

勤めていた会社を辞めることになりましたが、会社が雇用保険に入っていませんでした。失業給付はもらえないのでしょうか?

雇用保険というのは、雇用されると法律上当然に保険関係が成立しますので、雇い主が雇用保険料を払っていなかったとしても失業給付を受け取ることはできます。ハローワークに相談してみましょう。

(労災について)

勤務中に怪我をしてしまったのですが、会社が労災保険に入ってませんでした。保険はおりないのでしょうか?

労災保険も、雇用されると当然に保険関係が成立します。労働基準監督署に労災申請をすることができます。
労災の場合には、通常は雇い主が手続を代行してくれることが多いのですが、本来は本人が申請するのが原則で、雇い主が労災申請に協力してくれないときには、自分で申請することができます。

(有給休暇について)

私の勤めている会社では、有給をとることができない(有給はない)と言われていますが、有給をとることはできないのでしょうか?

会社の就業規則に有給休暇の規程が無かったとしても、有給休暇は一定の要件を満たせば法律上当然に発生します(労働基準法39条)。
有給休暇を取りたいと思っても、会社の雰囲気として有給をとりにくかったりする場合もあるかとは思われますが、有給は法律が認めた労働者の権利であり、有給をいつどのように使うかは労働者の自由です。
なお、会社の業務のためにどうしてもその時期は困るという場合には例外的に会社が有給の時期を指定することができます。